きっかけは新聞記事でした。川口市とプラスロボさんが提携した活動内容に興味を持ちました。困っていらっしゃる施設がたくさんあることがわかり、いくつか応募させていただき、スケッターとして初めて訪れたのがこちらです。応接室に手紙(短歌)が掲示されていましたが、達筆なばかりでなく94歳という年齢にも驚かされました。広くて清潔なフロアで、「箸タイム」というオリジナルゲームを利用者さんの人数分持ち込みました。
駅からのアクセスも良く、幹線道路沿いながら周囲は静かな住宅地でした。代表の方がとても温厚な方なので、こちらのスタッフさんは働きやすいだろうなと思いました。その証拠に、管理者さん含みスタッフさん4~5人も一緒にゲームに参加していただきましたが、利用者さんとキャッキャとはじけて自由で明るい雰囲気でした。利用者さんはさまざまな個性の持ち主。個性や年齢に合わせた丁寧な対応をされているなと感じました。スタッフどおしで箸ゲームの「技」を競い合い、ムキになっちゃう場面がほほえましかったです。ゲームや筆記道具と記録表の配布も手伝っていただき、個人記録の記入まで手伝っていただきスムーズに進行できました。本当にありがとうございます。
「箸タイム」のレクでは、他の人のようにうまくできなかったり手先に障害があったりで途中で「もうやらない」という方もいらっしゃいます。今回は時間にゆとりもありピーナッツ移動やリング移動のメインのゲームだけではなく「積みリン」や「積みピー」というおまけの?遊びができました。やはり今回も「やらない」宣言をした利用者さんがでましたが、なんとおまけの遊びには積極的にはまりこんでくれました。競争は嫌いだけど、ひとりで集中することに向いている方なんだと思います。崩れても崩れても何度でもチャレンジする姿を見ているので成功するとフロア全体が拍手の嵐に。「箸技」の魅力であるこの一体感を味わっていただけたでしょうか?5点の「箸技」を一枚づつプリントした絵葉書を差し上げると綺麗なディスプレー台に飾っていただいたのもうれしかったです。