1日に利用者が20-30名ほど来所されるデイサービスの施設において主にレクリエーションのお手伝いをさせて頂きました。福祉介護の仕事は全くの未経験、尚且つお手伝いやボランティア等も初めてという事で大まかな雰囲気を掴められ、全く未経験でも利用者様や施設の方の力に少しでもなれるような内容でしたので応募しました。
ちょうど施設に着いた時は利用者様の受け入れのタイミングで皆様バタバタしていたにも関わらず自分の事も温かく丁寧に迎え入れてくださいました。なにぶん初めての体験でしたので期待と不安が入り混じってましたが直感で働きやすそうな職場だなというのが印象的でした。レクまでのお茶の時間に利用者様と同じテーブルでコミュニケーションを取っている時など自然と話の輪に加わって会話を盛り上げて頂き、手伝いというのを忘れて純粋に楽しんでしまいました。 勿論雰囲気が良いだけではなく実際のレクリエーションの場面でもテキパキとスピーディに連携しながら場を回されていて頼りっぱなしでした。この大変なレクリエーションを企画から運営まで毎日違うものをこなしつつ笑顔を絶やさないスタッフの方々は本当に凄いです。初めて体験する施設がここで本当に良かったなと、そう素直に思えるほど魅力溢れる素敵なスタッフの方々ばかりでした。
介護のごく一般的なイメージですと利用者様を介護者が介護する。どこか一方通行なイメージがありますが介護度の低いデイサービスにおいては利用者の方々が気を使って頂き逆にこちらが助けて頂く事が多く、他のスタッフの方々含めて皆で一緒に支え合いながら場を作っていくようなイメージだと感じました。ただそれだけではなく例えば諸々の事情で気乗りしない利用者様に対して無理強いをせず、そっと寄り添う気遣いを皆様ごく自然にされていたのが印象的でした。集団の和を大切にする一方で個人も尊重する。それが阿吽の呼吸でできるのは利用者様とスタッフ間同士で常日頃コミュニケーションを取りつつ信頼関係や利用者様の特性の情報の蓄積がきちんと出来ているからこそ可能なのではないかと思います。そしてそれが長年地域に根差した施設であり続ける理由ではないかと思います。毎日毎日の積み重ねが大事なんだなというのが今回の体験で一番気付かされました。