利用者様のバイタルチェックや移動補助トイレの消毒をメインに清掃/配膳/皿洗い/買出し/レクの手伝い等大まかな1日の業務のお手伝いをさせて頂きました。通しでやるのは初めてでしたがとても忙しい1日でした。特に午前中は利用者様のお迎えが時間差で続きバイタルチェック→トイレ誘導→消毒と目まぐるしく変わる状況で頭の回転が追いつかずこの先が不安になりましたがスタッフの方々のお気遣いで何とか終える事ができました
一軒家を改装したような施設で個人的にも施設に着いた時は「えっここが施設なの?」という趣で少しカルチャーショックでした。スタッフの方々もお若い方が多く明るくハキハキした印象でパワフルさに多少圧倒された面はあったものの皆様お優しい方達でホッとしました。驚いたのは髪色を染めてらっしゃるスタッフの方々が多かった事です。今の時代にあった個人を尊重する自由な気風が感じられました。一軒家の小さなリビングにご年配の利用者様と鮮やかな髪色のスタッフさんが皆一緒に笑い合う光景は少し非現実的で映画のワンシーンのよう。人材不足の介護業界において「お洒落できる」っていうのは働く側からすればとても重要だと思います。最後にともかく忙しい1日でしたがスタッフの皆様は疲れた顔一つ見せず笑顔で連携しながら動いていました。利用者様や自分への気遣いも怠らず「1人よがりじゃできないな」という事を身に染みて感じた。そんな1日でした。
通所のデイサービスという事で利用者様がご自宅でも生活ができるよう援助しすぎずできる範囲の事はやってもらう。これが簡単なようで難しいという事を痛感させられました。買い出しの際に商品を取る動作一つとってもどこまで自分が手伝って良いのか1個1個考えてしまう。恐らくベテランのスタッフさんは知識と経験でやっているのか若しくは手探りでやられているのか推測の域を出ませんが、どちらにしても一番重要な事は利用者様がどう感じるかという事ではないでしょうか。今回洗ったお皿を利用者に拭いて頂く「こちらが頼む側」にまわった時に感じたのはお願い事をするって気が引けるなと。これはきっと利用者様が常日頃感じている事でその微々たる変化にまず気づき、適格な行動を取る事が良い介護に繋がるのかなと思います。そしてその良い介護をする為に日々繰り返される業務に向きあい効率良くこなす事が介護の仕事の本質なのではないかと学びました。