デイサービスで、スタッフの方々と一緒にレクリエーションのお手伝いをさせて頂きました。 過去にたくさんの介護初心者を受け入れていて評価も高かったため、初めてのスケッターはこちらで、と思いました。 レクリエーションで縫い物をされるので、私が老眼に苦しみながら針に糸を通していると、利用者様に応援して頂いたり、一緒に紙芝居や、ウクレレとフラダンスを楽しんだりと、あっという間に時間が過ぎました。
ひだまり、という名前の通り陽当りよく居心地の良い空間で、スタッフの方々が利用者様のことを本当に考えて、最善を尽くしてらっしゃることが感じられました。利用者様皆さんがリラックスして楽しんでいらっしゃることが私にも伝わり、心が暖かくなりました。 寒い時期でもキラキラ差し込むおひさまの元で、利用者様とスタッフの方が笑いあっている姿はハッとするくらい美しく、今でも当日の思い出と共に私の瞼に焼き付いています。 日本の全ての高齢者が、ひだまりデイサービスにいらっしゃる利用者様たちのような時間を過ごせるようになれば……ひだまりでのスケッター体験でそのように思うようになりました。
母が認知症になったことをきっかけに介護の世界に興味を持ったものの、無資格・未経験の私が何ができるのかと思っていた時に知ったスケッター。 初めての介護体験で、理想的な場所を創り出しているひだまりでのお手伝いをさせて頂いたことは、私の大きな財産になりました。 その後、別の事業所にもスケッターに行きましたが、ひだまりのようにうまく運営をされていないところもあり、そんな時はどうすれば改善できるのかとか、自分が介護の環境改善のために何ができるのかを考えるきっかけにもなりました。 介護の環境を良くすることは、いずれ自分が高齢者となった時に生きていて幸せだと感じる時間を増やすことにつながる、そう信じて今後も活動していきたいと思っています。