落語家さんによるコミュニケーションについての研修で、受付及び会場撤去のお手伝いをさせていただきました。 お仕事内容が介護とは直接関係なく、また依頼主が社会福祉協議会だったので、介護ボランティアのスケッターにどうして社協が登録しているのかと疑問に思い、直接聞いてみよう、と応募したのが正直なところです。介護には笑顔でコミュニケーションを取ることが大切ですので、講演の内容にも興味がありました。
社協には過去にボランティア保険でお世話になっていたので、てっきりボランティア活動についての業務をされている公的機関だと思っていました。頂いた資料と職員の方のお話を伺うと、ボランティア関係だけではなく、介護や福祉、成年後見支援などを扱う民間企業(社会福祉法人)とのことで、今回の講演会もその多岐にわたる業務の一環として行われたとのことでした。 職員の方々はみなさん穏やかで優しく、講演中はお手伝いではなく講演を聞かせて頂く等、お気遣いを頂きました。介護職員初任者研修で一緒だった友人たちが就職し、現場ではキツイ人がいて……と愚痴をこぼしていましたが、こちらの介護支援のお仕事は穏やかな雰囲気でされているんだろうな、と想像できるようでした。
講演会の参加者は、落語を聞くことができるということもあって、高齢の方が多く、外出サポーターと一緒の視覚障害の方々もいらっしゃいました。初任者研修で視覚障害の方の外出支援を学んだので、実際の外出支援の様子を見ることができて、参考になりました。 感染予防が徹底された状況で、ご高齢の方々や視覚障害の方々が講演会を聞いて楽しそうに笑ってらっしゃる姿が印象に残りました。コロナ禍では弱者によりしわ寄せがいき、高齢者や障害をお持ちの方々が外出して楽しむ場が少なくなっているように思います。そんな中、このようなイベントを企画することで、コロナで家に籠りがちだった方々が外出し、楽しい講演や落語を聞いて笑うことができる場を提供されている社協の素晴らしさを感じたお手伝いでした。