介護施設を舞台にした小説「ラストピースマネジメント」を読み、感想文をツイッターで投稿するというご依頼でした。
どんな人間でも老いから逃れられない以上、介護についていつかは真剣に考えなければならないと思います。でも実際にはきっかけがなくできていない人がたくさんいるのではないでしょうか。 今回読んだ本は介護施設を舞台にしたビジネス書なので、本を読んだ方が自然に介護について知ることができると思います。介護についての啓蒙をビジネスの本を通じて行う、という発想をされることが、素晴らしいと思いました。
著者の方が本の中で、あまりにもたくさんの「伝えたいこと」があり、それを一冊に纏めるには小説の形でしか成しえなかった、とありましたが、その通りでたくさんのトピックスがあって、本を読み終えたときに一つ一つのトピックの印象が若干薄れてしまったように思いました。登場人物のキャラクターもユニークなので、一つ一つのトピックを深く掘り下げて書いて頂き、一冊の本ではなくシリーズ物の本として楽しみたかったです。