利用者さま7名でした。持参した紙芝居舞台を三脚にセッティング。忘れてならないのが拍子木、事前にお一人に渡しておいて、「紙芝居のはじまりはじまり~」を合図にカチカチカチと鳴らしてもらいます。その設えがあると盛り上がります。 この日はオリジナル2作を含む3本の紙芝居と、ちょっとした脳トレを時間が許すかぎり演らせて頂きました。スタッフも加わっていただき、とても楽しい時間を共有することができました。
こちらには二回目の訪問でしたが、いつもゆったりとした時間が流れ、ユーモアと笑顔が溢れています。ちょうど訪問したとき、お昼の配膳の場面でした。調理当番の利用者さんが作った膳を利用者さんお一人に配っていました。壁に本日の当番表が貼ってあり、調とか、理草むしりとか、お茶碗洗いとか、お一人おひとりにその日の役割があるのだそうです。その役割を上手にできるようにスタッフが陰で見守っておられるのです。時間がかかっても手を出さず、いつでもサポートできる距離で見守っていらっしゃいます。この安心感があってこその笑顔のような気がしました。
少なめの利用者人数と手厚いスタッフ配置は、両者にとってすばらしい環境だと思いました。しかし一方で、運営はラクではないだろうなとも思いました。さらに、外から有償ボランティアを受け入れるという勇気にも感心いたしました。 スタッフが自分の職場に対する誇りをもって働いているのを感じました。おそらくそれは、外から「他の価値観」が流入することによって、スタッフの気づきや成長につながり、有形無形にサービスの質の向上につながっていっているのだろうと思いました。