自宅から徒歩20分の有料老人ホームに併設しているデイサービスで、11時から13時30分迄のお手伝いでした。利用者さんが飲まれた湯呑(マグカップ)を回収、テーブルをアルコールで拭く、お風呂上がりの方へ冷たいお茶、洗い終わったマグカップをトレイに並べお茶の準備、下膳、テーブルのゴミ集め、話し相手等を行いました。介護の現場は人手不足と耳にする度に、地域の施設を応援したいとつねづね思っていました。
折尾駅から、芦屋、二島行等の市営バスが通り、バス停からも近く、交通の便の良い所です。広いワンフロアーに、音楽(歌謡曲が流れ)4人がけのデーブルが並んでいました。リハビリ器具、カラオケ等も設置。壁には、利用者さんの作品や花見の写真も貼ってありました。利用者さんが多く、また介護度の軽い人から食事介助の必要な方までいらっしゃいました。その日のリーダーさんが忙しい中、きちんとわかりやすく説明して下さったるので、不安無く落ち着いて動けました。スタッフの皆さんは、自分の役割りを、お互い助け合いながら頑張ってありました。リハビリをされている人、ぬり絵をしている人、将棋している人、お風呂に入る人、おしゃべりしている人、皆さん自由に楽しんでいらっしゃいました。利用者さんとスタッフの皆さんとの関わりが良いのだと思いました。
小説家の内館牧子さんが、70代は「ご恩返し」今まで培ってきたことを社会に役立てられたら生きる力にもなると。ずっと介護ボランティアの気持ちがあったのですが、なかなか一歩が踏み出せないでいました。今回、スケッターを通して、自分が望んでいた施設のボランティアを、体験する事が出来ました。介護の現場で働いている人達が、喜びと充実感を持って働ける社会になって欲しいと思います。共生の社会です。 元気な高齢者が、少しでも介護の現場に出向いて、お手伝いしましょう。難しい事はありません。私のように、一歩踏み出してみませんか。