利用者さんが10名ほどいらっしゃるデイサービスにお手伝いとして参加させていただきました。利用者さんとお話をすることが主なお手伝い内容でしたが、食後のお茶出しやお散歩同行も体験させていただきました。 私は大学で建築を勉強しており、介護施設は街の人たちとつながりの場でもあるので、そこではどのようなつながりがあるのか、またこれから出来うるのかを自分の目で見てみたいと思い応募しました。
施設は駅から徒歩1分という好立地。修道院関係の建物の一部に立地していて道路から少し離れているので、自動車の音は全く聞こえず静かな場所でした。そしておそらく4階建ての1階に施設があり、お昼時の陽当たりがとても良くぽかぽかとして明るい印象でした。 施設の大きさはそこまで大きくなく、利用者さん、スタッフさんともに同じ時間を共有しているように感じました。 「スケッター」初挑戦だったので緊張していましたが、スタッフさんが気軽に話しかけやすい雰囲気で、優しく接してくださったので心が和らぎました。「高齢者さんとちゃんとお話しできるかな」と不安でしたが、話してみるととても楽しくて時間があっという間に過ぎていきました。
最初に、施設の理念や注意事項などの説明を受けました。そこで印象に残っているのが、「【個】の重視」です。スタッフさん側が全てやるのではなく、利用者様が選択できる場面を出来るだけつくり個々の意思を尊重するという理念です。利用者様一人一人の気持ちに配慮されていて、素晴らしい施設理念だと思いました。実際にレクリエーションの時間にことわざ当てゲームがあり、したくない人は横で折り紙をしていました。また、お茶出しの時も飲み物に選択肢があり、コーヒーを飲んでる方もいらっしゃれば、ココアを飲んでる方もいらっしゃいました。 とある利用者さんの「人生これからなんだから、好きなことをしなさい。」という言葉が頭から離れません。人生の大先輩だからこそ言える言葉。この経験を糧に自分のやりたいことに向かって頑張っていきたいです。