初めてのスケッターです。定員65人の有料老人ホームに11時から13時までの2時間、配膳・下膳を中心に、電気カミソリを使ったひげそりや歯磨きのお手伝いをしました。あっという間の2時間でした。
施設側にとっても初めてのスケッター受け入れだったそうです。お世話をしてくれた2人のスタッフはとても親切で、お手伝いする内容をわかりやすく説明していただきました。 全体的に、ぴりぴりした感じがなく、ゆったりとしてアットホームな雰囲気だったのは、スケッター初心者としてはありがたかったです。 なお、このホームから初詣で有名な川崎大師様まで徒歩10分ほど。帰りがけに立ち寄ってみたら、まだ年明け間もなかったので参拝客でにぎわっていました。参道に並ぶ飴屋さんや甘酒屋さん、和菓子屋さんがとても素敵でした。おすすめです。
昼食の配膳では、それぞれの入居者様のプレートに、食事の形態(刻み食など)や、出してはいけない食べ物が書かれており、下膳時にはどのくらい召し上がったかや、水分の摂取量も記録していきます。ここが生活の場でありつつ生命と健康に責任をもっているケアの現場であることを実感しました。また、電気シェーバーを使ったひげそりや、歯磨き・口腔ケアのお手伝い、比較的体の動く(つまり立ち上がった転ぶ可能性がある)入居者様と会話しながらの見守りも体験させていただきました。 正直、かえって足手まといになってないか心配でした。でも配膳・下膳は必ず誰かがやらないといけない。傾聴・見守りしている間に、スタッフさんが心置きなく別の仕事に集中できる。そんな意味で、役に立っていると言われて、ありがたかったです。 介護の仕事をどう捉えるかは、日本にいきるすべて人間にとって大事な課題です。本日は貴重な体験をさせていただきました。